「卵殻に眠る骨」レテネーブル_include
属性補正
炎属性
}
63%
水属性
}
160%
風属性
}
100%
光属性
}
100%
闇属性
}
100%
モデル
ストーリー
主人公「うわーっ、終わらない~っ!」
主人公「うっうっ、まさか紹介所のお姉さんに頼まれた仕事がこんなに大変だとは……。」
主人公「ふああ~、眠いし、もう夜中だよ……。とはいえ、当の紹介所お姉さんは出張でいないし、帰ってくるまでに終わらせるって約束しちゃったし……。」
レテネーブル「……。」
主人公「……。」
レテネーブル「……。」
主人公「ど、どうも。」
レテネーブル「はじめまして。」
主人公「はじめまして。」
主人公「……。」
レテネーブル「……。」
主人公「あの、何かご用ですか?」
レテネーブル「用はない。ただ、大変そうだと思って。」
主人公「そうなんですよ。この大量の封筒に糊付けしていくのを朝までに半分は終わらせないといけなくて。」
レテネーブル「手伝おう。」
主人公「えっ、いいんですか?」
レテネーブル「手伝い料は100ゴルドだ。」
主人公「お金よるのかよ!」
レテネーブル「……?私の父は手伝いをするとお小遣いをくれた。」
主人公「たしかに100ゴルドはお小遣いの値段だな……。」
レテネーブル「私はそういうものに価値を感じられないが、働き、その賃金をもらうということは生きる者として大切なことだと私の父が言っていた。」
主人公「それはそうだな。わかった、じゃあちゃんとお小遣いを出すよ。」
レテネーブル「ありがとう。」
主人公「いや、こちらこそ。」
レテネーブル「……。」
主人公「おお、上手だな。」
レテネーブル「……。」
主人公「(無言で喜んでる)」
レテネーブル「~♪」
主人公「(鼻歌まで!)」
主人公「それ、なんの曲なんだ?」
レテネーブル「私の曲だ。まだ歌はない。」
主人公「自分で作ったってことか?」
レテネーブル「そうだ。」
主人公「へえ、いい曲だな。なんだかわくわくする感じで。」
レテネーブル「……ありがとう。」
主人公「(なんだか照れてるっぽい……)」
レテネーブル「君がそう感じるのは、私がそう感じているからだろう。」
主人公「わくわくしてるってことか?」
レテネーブル「そうだ。」
主人公「なにか楽しみにしていることがあるのか?」
レテネーブル「私の父と会える日を。」
主人公「今は離れてるのか。」
レテネーブル「私はまだ歌えない。この体に形を纏うこともできない。」
主人公「体……。骨だよな。」
レテネーブル「そうだ、何者でもないただの骨。この骨を覆えるようにならなければ、私はいつまでも卵の中なのだ。」
主人公「服じゃダメなのか?」
レテネーブル「これはまだ借り物だ。」
主人公「借り物?」
レテネーブル「父の真似をした継ぎ接ぎでしかない。だが……、上着だけは私の父が私にくれた。」
主人公「そうなのか。……大事にしているんだな。」
レテネーブル「私の父は私を愛してくれていた。次に会った時、それがどんな私であったとしても私の父でいてくれる。」
主人公「そっか。早く会えるといいな。」
レテネーブル「……少し恐ろしくもある。だがこの上着が私を不安から遠ざける。……私も、早く父に会いたい。」
主人公「いいお父さんなんだなあ。」
レテネーブル「裁縫と料理が得意だ。再びあったときは、母のような父になっているかもしれない。」
主人公「……ん?」
レテネーブル「その時、私は私の父をどう呼べばいいのだろう。私の父……、私の母……、私の父兼母……。」
主人公「そ、その人が呼ばれたい呼び方でいいんじゃないかな……。」
レテネーブル「そうか。」
レテネーブル「……。」
主人公「どうしたんだ?」
レテネーブル「そろそろ君は目覚めた方がいい。」
主人公「え?」
レテネーブル「狭間に長くいることは、君とってはあまりよくない。それでは私が父に会った後、また会おう。100ゴルドはその時に渡してくれ。」
主人公「あっ、待ってくれ。そういえば、君の名前は……、」
レテネーブル「レテネーブルだ。きっと再び会った時も、レテネーブルだろう。」
***(背景がスカウト画面夜背景から朝背景に切り替わります。)***
主人公「ふああ……、それにしても、変な夢を見たなあ。途中からもう絶対夢だって思ってたけど……。」
主人公「さて、頼まれごとの続きをって、あれ?半分、終わってる。」
主人公「そして寝たはずなのに、なぜかまったく疲れが取れてない気が……、」
備考
青年ver
少女ver
入手方法
ダイヤスカウト