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「暗夜の琥珀姫」ファジュル

最終更新日時 :
1人が閲覧中
最終更新者:まーく

「暗夜の琥珀姫」ファジュルの基本データ

出身砂漠の国
年齢19歳
性別
レアリティ★5
属性
成長タイプ早熟
武器2丁拳銃
武器種別銃弾
同時攻撃数2体
攻撃段数3段

初期体力初期攻撃力
2,3124,312
最大体力最大攻撃力
4,3928,192
覚醒体力覚醒攻撃力
6,64212,392
スキル進化体力スキル進化攻撃力
移動速度攻撃間隔
562.58
リーチタフネス
17039
DPS総合DPS
31756350
覚醒DPS覚醒総合DPS
4,8039,606
スキル進化DPSスキル進化総合DPS

スキル1-
追加日2017.10.07
ダイヤ限定★5&★4スカウトフェス2017.10.7

属性補正

炎属性

90%

水属性

90%

風属性

90%

光属性

145%

闇属性

100%


モデル


ストーリー

ネタバレ注意!

ファジュル「ねえ、きみ。さっきから、そんなところでなにをしているの。」

ファジュル「おいでよ。ほら、暗がりに隠れていないで。」

主人公「気づいていたのか、ファジュル。べつに隠れてるつもりはなかったんだけどさ、踊りに集中してるみたいだったから、声をかけづらくて。」

ファジュル「ああ、そうだったの。どうやら、わたしの配慮が足りなかったようだ。」

ファジュル「もしかして、興味でもあるの?せっかくだから、わたしが指導してあげようか。」

主人公「えっ、いや、踊りたいわけじゃなくて……。ただ、ファジュルの舞踊が新鮮だったから。いつも目にするのは戦うところばかりだったし。」

ファジュル「わたしの住んでいたところでは、舞い踊ることで婚礼の儀や豊穣を祝う習慣がある。」

主人公「そうなのか。大胆不敵に戦っているすがたとは打って変わって、踊っているときは、なんというか、艶やかだよな。」

主人公「身のこなしはしなやかだし、月明かりを浴びて輝く宝石の飾りも琥珀色の瞳も、つい目を奪われるような光景だった。」

ファジュル「母上に教わったおかげだな。母上は女性の美を表現する力だとも言っていた。しかし見てのとおり、やや扇情的なところがあるだろ。」

ファジュル「だからわたしは、ときおりこうして、ひとけのないところでひっそり踊っているの。」

ファジュル「ああ、そうだ。きみも踊ってみない?」

主人公「えっ?」

ファジュル「舞踊は肉体の軸となる体幹を鍛えられる。体幹が安定していれば、動作も自然と効率的になる。」

ファジュル「きみも鍛えておいて損はないだろ。ほら、逃げだすときとか。」

主人公「な、なるほど……?」

主人公「いや、事実とはいえその前提は釈然としないんだけど!?」

ファジュル「男性の踊り手も珍しくはない。遠慮していないで、こちらにおいでよ。」

主人公「わっ!?お、おいっ、いきなり引っ張るなって!?」

ファジュル「恥ずかしがらないで。呼吸が乱れていると、筋肉も張りつめてしまうから。」

主人公「そうは言っても、踊りなんてろくにやったことないし。ファジュルみたいにうまくできるはずないだろっ。」

ファジュル「わたしの口ずさむ旋律に合わせて、ほら。こわばりをほぐすように、ゆっくりと踊ろう。転びそうになったら、わたしが支えてあげる。」


(暗転)


ファジュル「さっきよりも動きに無駄がなくなってきた。そうやって、ひとつひとつ体で覚えていけばいい。」

ファジュル「それにしても、やっぱりきみは男性なんだね。こうして触れていると、わたしとはまるでべつもの。」

ファジュル「数年後は、どうなっているだろう。こんどはわたしがエスコートされる立場かもしれない。」

ファジュル「ファジュルにはいつも頼りっぱなしだからな。正直なところ、あんまり想像がつかないというか。」

ファジュル「そんなことはない。この肉体はもう女性としての成熟を待つばかりだけれど、きみは年を経るごとに精悍なものへと成長していくはず。」

ファジュル「わたしも男児として生まれていたら、そんなふうに成長することができていたんだろうね。」

主人公「……。」

ファジュル「ああ、女性であることに抵抗はないよ。ただやっぱり制約はついてまわるから。」

ファジュル「ねえ、知っている?王位継承権は男児にのみ与えられるの。わたしの国では、王女が王位に就くことは適わない。」

主人公「話には聞いたことがあるけど……。その、ファジュルは王さまになりたかったのか?」

ファジュル「王位に興味はないよ。ただ、わたしの父上は違ったみたい。」

ファジュル「父上は若いころに王位を巡って争い、そして敗れ去った。王の温情により継承権は剥奪されなかったというけれど。」

ファジュル「もしも、わたしが男性だったなら、父上の代わりに夢を叶えることもできたのかなって。」

ファジュル「さっき、女性であることに抵抗はないと言ったけど、そこは、わたしのなかでうまく整理できなくて。わたしにも、その資格があることを実力で示そうとした。」

ファジュル「知恵と人徳には、それなりの自信があった。だから、鍛錬を重ねて武芸に磨きをかけた。大の男を片手で組みふせられるほどの力を手に入れられた。」

ファジュル「その力とこの瞳があれば、どれほど暗い夜のとばりに遮られようとも、わたしに撃ち抜けない獲物はいなかった。」

ファジュル「けれど、いくら王としての器量を示したところで、継承権が与えられるわけでもない。」

ファジュル「そのうえ体はどんどん女性らしくなっていくものだから。幼子が親を追うかのどとく、叶わぬ夢に奔走した日々の果てに気づけばこうして、中身だけは男勝りな王女になっていた。」

主人公「ファジュル……。」

ファジュル「ほら、きみもわかるだろ?どれだけ鍛えようとわたしの体はどこか丸く、柔らかい。」

ファジュル「わたしは、ただ夢だけを瞳に映すことで、そうした本当のことから目をそらしてきた。」

ファジュル「そして、それができなくなった瞬間に、追いかけてきた夢は砂のように散り消え、わたしの目的が蜃気楼でしかなかったことに気づいたんだ。」

主人公「……。」

ファジュル「主人公。わたしがきみと旅をしようと思ったのは、その砂をまた集めたかったからだよ。」

主人公「夢の欠片を?」

ファジュル「そう。でもこんどは追いかけるためじゃない。自分を見つめなおしたかったんだ。」

ファジュル「わたしのこれまで生きた軌跡の意味、砕け散った砂粒でなにを作ることができるのか。夢の跡から旅立てば、それもわかると思った。」

主人公「そうか……。」

ファジュル「おっと、足が止まっているよ。」

主人公「あ、ああ、ごめん。」

ファジュル「大丈夫。わたしがちゃんと手を引いていてあげるから。」

主人公「……。」

主人公「そのさ、もし俺がいつか、ファジュルみたいにエスコートできるようになったとして。それはファジュルがこうして教えてくれたからだ。」

主人公「俺がこうして踊りを楽しむことができるのも、ファジュルがいつも戦って守ってくれてるからだ。」

主人公「だからその……、」

主人公「うまく言えないけど、俺たちの仲間になってくれてありがとう。」

ファジュル「……。」

主人公「俺になにが返せるかわからないけど、ファジュルが新しい目的を見つける手助けを、なにかできたらいいなって思って……、」

主人公「うわっ!?」

ファジュル「っと、大丈夫?」

主人公「わ、悪い。話すのに気を取られて、つい足がもつれたみたいだ。エスコートできる日が来るのはかなり先だな……。」

ファジュル「ああ。きみにはまだまだ、助けが必要そうだ。体のことでは。」

ファジュル「でも、中身のことでは。すでにわたしより頼れる存在になっていたのかもしれないな。」

ファジュル「きみはきっと、砂を固める雨粒。こんなふうに自分のことを素直に話せたのは、相手がきみだからだ。」


備考



関連ユニット


※ ステータスの項目名でよくわからない場合は「ユニットページについて」を参照してください。
※ 画像やステータスなど掲載の無い場合は情報提供してくださると助かります。ストーリーはネタバレ配慮のため、コメント欄へ直接書き込まず返信から投稿してください。


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コメント (「暗夜の琥珀姫」ファジュル)
  • 総コメント数7
  • 最終投稿日時 2021/05/05 18:50
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ゲーム情報
タイトル メルクストーリア 癒術士と鐘の音色(ライン・ストラテジー)
対応OS
    • iOS
    • リリース日:2014/02/18
    • Android
    • リリース日:2014/01/30
カテゴリ
ゲーム概要 あなたの心を感動で癒す温かなストーリーを、圧倒的ボリュームで送るRPG。 簡単操作ながら遊びつくせない程の遊びと物語の世界へ、今旅立とう!

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