「箒操る光魔女」アン_include_削除
属性補正
炎属性
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85%
水属性
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85%
風属性
}
85%
光属性
}
100%
闇属性
}
180%
モデル
ストーリー
村の女の子「アンお姉ちゃん!私も箒に乗りたい~!」
村の男の子「僕も!」
アン「いいよ~。でも順番ね。わたしの箒は定員2名までだから……。」
「ぼくのことを忘れてるだろ、アン。定員は3名までだよ。」
村の女の子「えっ、鈴がお喋りした!?」
村の男の子「す、すごい……。アンお姉ちゃん、これも魔法なの?」
アン「そうだよ。魔法がかかってておしゃべりするんだ。」
村の女の子「へえ……!こんにちは、鈴さん。」
「やあ。アンと仲良くしてくれてありがとう。」
アン「……。」
「どうした、アン。」
アン「……昔は弟みたいに可愛かったのに~!どうして最近わたしの保護者ぶってるの?わたしたち、同い年でしょ~!?」
「それはそうだけど。アンがまたうっかり箒から落っこちたり、壁に激突したりしないように心配してるんだよ。」
アン「そ、そんな!もう平気だもん!わたし、たっくさん練習して、自由自在に空を飛べるようになったもん!」
村の男の子「あの、アンお姉ちゃん。鈴さんとお話するのもいいけど、僕たちそろそろ箒に乗せてもらいたいよ~。」
アン「あっ、ごめんね!」
アン「よ~し、じゃあ森までは走って競争ね!1番最初に森に着いた人が、先に箒に乗れるよ~!」
村の男の子&村の女の子「えっ!?」
「よ~い、どん!」
「ねえ、アン!そんなに速く走ると転んじゃうよ!」
「わっ、待って~!」
村の男の子「すっごく楽しかった~!」
村の女の子「アンお姉ちゃんすごいね!私、鳥さんたちと同じくらい高く飛べる日が来るなんて思わなかった!」
アン「えへへ、喜んでもらえて何よりだよ~!」
「ま、アンは日頃から頑張ってるからね。」
アン「……。」
村の男の子「あれ、アンお姉ちゃん、顔が真っ赤だよ?」
村の女の子「あっ、わかった!鈴さんに褒められて恥ずかしいんでしょ~!」
アン「ち、違うもん!そんなことないもん!」
村の女の子&村の男の子「あははっ。」
「アンは時々素直じゃないからな。」
アン「ちょ、ちょっと鈴くん!」
主人公「おーい、そこのふたり。家の人が心配してたぞ。そろそろ家に帰る時間だろ。」
アン「あっ、主人公。」
村の男の子「え~、やだ!まだアンお姉ちゃんと遊びたい!」
村の女の子「私も……!」
主人公「そうは言っても、もう陽が暮れるし……。」
「そうだよ。早く帰ったほうがいい。」
村の女の子&村の男の子「えー。」
アン「……うーん、そうだなあ。よしっ、わかったよ。明日また一緒に遊ぼう?」
村の男の子「えっ、いいの!?」
アン「旅に出るのは明後日だから、明日までは大丈夫。」
アン「このアンお姉ちゃんが、明日、特別遊覧飛行を体験させてあげようっ!」
村の女の子「わあ……!それ、すっごく楽しそう!」
アン「でしょ?だから今日は、もうお家に帰ろう?」
主人公「アンもこう言ってることだし、明日、また遊んでもらえばいいさ。」
村の男の子「わかった。」
村の女の子「約束だからね、アンお姉ちゃん!」
アン「もちろん!じゃあまた明日、紹介所に集合ね!」
村の女の子・村の男の子「わかった!」
アン「じゃあ、また明日ね~!」
村の女の子「またね~!」
村の男の子「明日楽しみにしてるね!鈴さんもばいばーい!」
「うん、また明日。」
主人公「大人気だな、アン」
「当然だろ。」
アン「も~!なんで鈴くんはまたわたしの保護者みたいなことを言うの~!?」
「それは、アンは僕が育てたみたいなものだからだよ。」
アン「ええ~!?そんなことないでしょ~!?」
主人公「なるほど。ふたりとも、家族みたいに一緒に過ごしてきたんだな。」
アン「まあ、たしかに生まれた時から一緒にいるけど……!」
アン「うーん……。もしかして鈴くん、大人っぽく振る舞いたい年頃……?」
「いや、なんでそういう発想になるんだよ。」
主人公「まあまあ。そろそろ俺たちも紹介所に戻ろうか。」
アン「……ねえ、主人公。よかったら、今からわたしの箒に乗らない?」
主人公「えっ?」
アン「実はね、わたし、ずっと思ってたの。仲間に入れてくれた主人公を箒に乗せたいって。」
アン「あと、今ならちょうど最高の景色が観られるし……。」
主人公「最高の景色?」
アン「あっ、これば飛び立ってからのお楽しみ~!」
主人公「そうか。それならせっかくだし、乗らせてもらうよ。」
「ぼくはなにが起きても知らないよ。」
アン「もうっ!鈴くんのいじわる!さっきは褒めてくれたのに!わたしはもう自由自在に箒を操れるってば!」
「ふうん。」
アン「こほん。えっと気を取り直して……、主人公、準備はいい?」
主人公「あ、ああ。」
アン「それじゃあ、空の旅にしゅっぱーつ!」
主人公「わっ。森がどんどん遠くなっていく……!」
アン「よしっ、ここまでくればよく観えるかな。」
「そうだな」
アン「はい、主人公。これどーぞ!」
主人公「えっ?あ、ありがとう……。ってこれパンか。」
アン「うん。そろそろ夕食時だし、お腹が空くと思って。」
主人公「まあ、確かにおなかがすいてきたとは思ってたけど、ここにきて、なんでパンなんだ……?」
アン「えへへ、それはね……、ここで景色を観ながら食べるパンが最高だからだよ~。」
主人公「それってどういう……、」
アン「あっ、観て、主人公!夕陽が沈んでいくよ!」
主人公「本当だ、すごく綺麗だな。」
「今日、晴れてて良かったな。」
アン「そうだね。……これを主人公に観せたかったの。」
主人公「え?」
アン「最近ちゃんと飛べるようになって、沈んでいく夕陽の綺麗さに改めて気づいたんだ。だから、この感動を主人公に共有したくって……!」
アン「あと、沈む夕陽を観ながら食べるパンは最っ高においしいの!それも伝えたかったんだよ~。」
主人公「そうだったのか。教えてくれてありがとな、アン。」
アン「こちらこそ、ついてきてくれてありがとう、主人公!」
「せっかくだし、食べなよ、パン。」
アン「もちろん!そのためにここまで飛んできたんだから。」
主人公「よし、じゃあ食べるとするか。」
アン「うん!じゃあ、沈んでいく夕陽を観ながら……、」
主人公&アン「いただきまーす!」
備考