「風紀を守る者」リービット_include

 
最終更新日時:
属性補正
炎属性
  59%
水属性
  170%
風属性
  100%
光属性
  100%
闇属性
  100%

モデル


ストーリー
ネタバレ注意!
主人公「えっ、リービットって動物の国出身なのか?アカデミーに通ってるから、てっきり魔法の国の人なのかと思ってたよ。」
リービット「アカデミーの入学資格に国籍は関係ない。魔法を学びたいものならば、誰でも入学することができる。」
主人公「自由な学校なんだな。ということは、リービットは魔法が勉強したくて魔法の国までやってきたってことか?」
リービット「そうだ。まだ故郷にいた頃、魔法の国からきた旅人に魔法を見せてもらったことがある。」
リービット「そして、少し手ほどきをしてもらって下手ながら初めての魔法を使った。」
リービット「それ以来、魔法の美しさや華やかさに魅せられ、とうとう魔法の国までやってきたということだ。」
主人公「そうだったのか。それで、アカデミーを目指して魔法の国に?」
リービット「いや、その頃はアカデミーの存在も知らず、ただ魔法の国に行って、誰かに師事すればいいと思っていた。今思えば、いくら子供だったとはいえ無計画だったと思う。」
リービット「当時も変わり始めていたとはいえ、オレがたどり着いた街は伝統ある名家が多い地域で、どの家の門を叩いても、誰もオレを弟子にとってはくれなかった。」
リービット「だが、それも当然だった。」
リービット「アカデミーが出来る前の魔法の国では、流派や血筋ごとに、それぞれ独自の魔法を持っていて他者には魔法の術式を教えないことが当たり前だったという。」
リービット動物の国の出身であり、そもそも魔法の国の血を引いてすらいないオレを弟子に取ろうという者がいなかったのもうなずける話だ。」
主人公「そうか……。それじゃあ、その後、どうしたんだ?弟子にしてもらえないんじゃ、行く当てもなかっただろ?」
リービット「資金もつきて路頭に迷うこととなった。子どもで、魔法も使えないオレを雇ってくれるところもなかったしな。」
リービット「しかし、オレはカエル族で、それに少しはカエルの言っていることもわかったから、町のカエルたちに助けてもらって、なんとか暮らしていた。」
主人公「気のいいカエルたちだったんだな。」
リービット「ああ。流れ者のオレを、彼らは家族のように気にかけてくれた。アカデミーに通う今でも、付き合いが続いているほどだ。」
リービット「だが、それでもカエルたちと全て同じとはいかなかったからある晴れた日、オレは空腹と水不足で道に倒れていた。そこを助けてくれたのが、シルキーだった。」
主人公「あ、じゃあ、もしかしてアカデミーのことを教えてくれたのって……、」
リービット「シルキーだ。シルキーは俺が道の真ん中で倒れていては人に迷惑だからと、オレを家まで連れ帰った。」
リービット「そして行く当てがないなら、自分の元へ来いと言ってくれた。しばらくすればアカデミーへ行く予定だから、魔法が学びたいなら、ついでに連れて行ってやると。」
主人公「そうなのか。シルキーは、出身のことは気にしなかったんだな。」
リービット「そうだ。オレが動物の国の出身だと明かしても、気にしていない様子で、むしろ面白いと笑っていた。」
リービット「シルキーの家は、どう見ても伝統ある名家のようだったから、当時のオレはそんなシルキーを不思議に思っていたが、その理由はその家で暮らすうちにわかった。」
リービット「シルキーは幼いころから類まれな魔法の才を持っていたが、分家の生まれだったために、本家の秘術を教えられることはないと決まっていたのだ。」
主人公「そうか、それで……。シルキーも、立場的には似てるんだもんな。」
リービット「2人で行動することが当たり前になった頃、シルキーは、そんなのは不公平で合理的じゃないとよくオレに愚痴をこぼした。」
リービット「そして、アカデミーに入ったら、さっさと飛び級して自分の力を見せつけるのだとも。」
主人公「シルキーらしいな。その頃から、2人とも風紀倶楽部に入るつもりだったのか?」
リービット「いいや、その時はオレたちが入学した後も、今のように行動を共にすることが多いとは思ってもいなかった。」
主人公「え?」
リービット「アカデミーに入学して、オレたちはそれまでのようなつき合いを終える予定だったんだ。」
リービット「シルキーの目指すものとオレの目指すもの、魔法に求めるもの、その時の実力、さまざまなものがかけ離れていた。」
リービット「また、オレはシルキーを恩人と思いこそすれ、それ以上に思っていなかったし、シルキーも面白さと気まぐれからオレを拾ったのだと思う。」
リービット「だが、入学してしばらくした後、シルキーが突然、オレの元を訪れ共に風紀倶楽部に入らないかと誘ってきた。」
リービット「それまで恩人ということをかさに着て、命令ばかりしていたシルキーが、オレの意思を尋ねたことはオレにとって衝撃的だった。」
リービット「シルキーがなぜ、本来はひとりでしようと思っていたことにオレを巻き込もうと思ったのか、はっきりとは知らない。」
リービット「ただ、シルキーの家で過ごしたあの時間がなければ、シルキーがオレの元を訪ねることはなかっただろうことは、確かだと思う。」
リービット「シルキーの問いは、それまでのオレたちの関係を決定的に変えるきっかけとなり、オレがうなずいて、その変化を選んだ。」
主人公「そっかあ……。それで、今の2人がいるんだな。」
主人公「……なんか、その話を聞けて良かったよ。シルキーに振り回されてるのかと思ってたけど、2人にもいろいろ積み重ねてきたものがあるんだな。」
リービット「……、」
リービット「……ああ、そうだな。」

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