「星を繋ぐ者」ステラ_include
属性補正
炎属性
}
150%
水属性
}
100%
風属性
}
67%
光属性
}
100%
闇属性
}
100%
モデル
ストーリー
<回想:森の中・夜>
フランベア「がるるう。」
ステラ「母様……、」
フランベア「……がるう。」
ステラ「……母様。ひとりぼっちだった私の、傍にいてくれてありがとう。育ててくれて、ありがとう。」
ステラ「今の私は、山で母様たちと暮らしてた頃とは違う。言葉もしぐさも、すっかり人間のものになってしまった。でも……、」
ステラ「これまでも、これからさきもずっと、母様と父様は、私の大事な家族よ。」
ステラ「私を守るために村へ追いやったことを、恨んだことなんて、1度もなかった。」
フランベア「……。」
フランベア「がるるぅ……。」
ステラ「……だから、行くわ。彼と一緒に。」
ステラ「母様と父様が人間を襲う理由を解き明かして、モンスターと人間が共に暮らせる世界を追いかけたいの。」
ステラ「やっとこうして、また昔みたいに隣にいられるようになったけど……、」
フランベア「ぐるるぅ。」
ステラ「……、」
ステラ「ありがとう……、大好きよ。また、帰ってくるから。」
ステラ「それまで、さよならね。」
ステラ「……。」
主人公「ステラ?」
ステラ「主人公? どうしてここに……、」
主人公「いや……、ちょっと考え事をしてて。」
ステラ「そう。……でも、もう夜もふけてきたわ。そろそろ村に戻りましょうか。」
主人公「ああ、そうだな。」
主人公「……。」
ステラ「主人公?」
主人公「その……、言い忘れてたことがあるんだ。」
ステラ「あら、なにかしら。」
主人公「それは……、」
<紹介所>
ステラ「……。」
主人公「あれ、ステラ?」
メルク「シエットさんと一緒だったのではないのですよ?」
ステラ「あら、2人とも。ええ、さっきまで一緒だったのだけど、アレクたちに呼ばれて外に出たわ。」
メルク「そうだったのですよ~。ステラさんはここでなにをしてるのです? なにか飲んでいるようなのですが……。」
主人公「まさかお酒……、」
ステラ「……あの時は迷惑をかけたわね。」
主人公「えっ! いや、そんなことないから!」
メルク「そうなのです! いつもは見られない一面を見れて、うれしかったのですよ!」
主人公「そ、そうそう! ステラはいつもしっかりしてるからさ!」
メルク「今だって思う存分、酔っていいのですよ! 主人公さんが運ぶのです!」
主人公「えっ。」
ステラ「どうしてそこで、自分の二の腕と私を見比べるのかしら?」
主人公「ごめんなさい。」
ステラ「ふふふ! 私こそごめんなさい、冗談よ。主人公の筋力のなさは旅の間によくわかってるもの。」
主人公「それもそれで複雑だな……。」
ステラ「安心してちょうだい。これはただのジュースよ。座っていたらパン屋の親父さんが差し入れしてくれたの。」
主人公「そうなのか。あれ? なにか紙があるけど……。」
ステラ「ああ、手紙を書いていたの。お世話になった村の人たちに近況報告をね。それから母様たちにも届け物を。」
主人公「届け物?」
ステラ「ええ、母様たちが好きそうな木の実をみつけたから。村宛てに送って、村の人たちに届けてもらうつもり。」
主人公「なるほど、それならちゃんと渡せそうだな。」
ステラ「……主人公たちのおかげよ。母様を癒してくれたから。」
主人公「ステラ……。」
ステラ「……。」
ステラ「私は、ずっとひとりで旅をしてきたわ。エリアスを追って、真実を求めて、人とモンスターが共存する世界を目指して。」
ステラ「訪れた場所の数だけ、親しい人やモンスターはできたけれど……、同じ世界を見ることはできなかった。」
ステラ「だけど、立ち止まることもできなかった。うまくいかないことだらけでも、たったひとりでも、走り続けるしかないって。」
ステラ「でも……、」
ステラ「主人公、メルク……、トトやシエットたち。あなたたちと旅をして、一緒にいろんな人やモンスターと出会って。」
ステラ「いつのまにか、そんな気持ちを忘れてた。きっとそれは、同じ見方に立つことはできなくても同じ輝きを共に見ようとしてくれたから。」
<回想:森の中・夜>
主人公「お礼を言いたかったんだ。トトのこと。」
主人公「ステラがいなくちゃ、きっとあのままだっただろうから。わからないから怖がってたままだった。」
主人公「だから、ありがとう。会えてよかったのは、俺の方だよ。」
<紹介所>
ステラ「だから、ありがとう。」
ステラ「あなたたちに会えて、よかったわ。」
備考